和気町の新米移住者の日常コラム

私の場合、陶芸教室や語学教室といったサークルに参加することで、地元の方や他の移住者との繋がりが広がっているように感じます。

年配の方が趣味でされている活動が多く、このようなサークル活動の情報はインターネットで調べたり行政に聞いてもなかなかヒットしません。実際に住んでみてから、実は色々な活動があるのだと気づかされました。

私の住んでいる地区では、登山部、麻雀部、グランドゴルフなどがあるようで、地区外だと、体操、お料理教室、お習字、茶道の話なんかも聞きます。綿栽培からの織物をされている方もいました。

地区のリーダーさんにご挨拶に行く機会にこういったレクレーションの情報を聞いて、興味のあるものに参加してみたりなどすると「移住先に馴染めるだろうか?」なんていう心配は案外杞憂に終わるかもしれません。

他には、ゴミ当番や奉仕作業(溝掃除など地域の清掃作業)に参加する機会が年数回ほどあります。自然豊かだからこそ、すぐに雑草が生い茂りますし、野生動物がゴミを狙っていることもあるかもしれません。皆で協力して地域の美化に努めることは素敵なことだと思いますし、もしかしたら人口減で無くなってしまうかもしれない地域のお祭りや行事を、今に合った形で繋いでいこうと頑張る人たちもいます。「関係ありません」という態度を取るよりは、興味を持ってこれらに関わっていけるとすんなり受け入れてもらえるんじゃないかなと、新米の移住者ながらに思っています。負担とか疎ましいとか思わず、みんなで協力してコミュニティを維持する考えに賛同してくれるような人が来てもらえると嬉しいです。

新宮なつみ 35歳
大阪府 東大阪市出身
大阪芸術大学短期大学部を卒業後、ニュージーランドへワーキングホリデーへ。帰国後、教育業(塾講師)・飲食業等を経験後、フィリピンのセブ島にある英語学校の駐在勤務を得て、2023年12月地域おこし協力隊として和気町に移住。
趣味は資格勉強。危険物取扱管理者、応用情報技術者試験、登録販売者、簿記、小型船舶免許二級など、ジャンル問わず。最近の興味ごとは宅建、建築士、アプリ開発や家庭菜園。