岡山県自然保護センター推しが絶滅しちゃったら死ぬ コラム第14弾

 こんにちは!岡山県自然保護センターの藤田です。中国地方では7月21日ごろ梅雨明けということで、夏真っ盛りとなりました。センターではニイニイゼミが最初に鳴きだし、その後はアブラゼミやヒグラシ、クマゼミ、ミンミンゼミ、ツクツクボウシが鳴きだします。子どもの自由研究でセミの成虫になった後の命が思っていたより長かった!という研究が一昨年に話題となりました。身近な昆虫であってもまだまだ分かっていないことだらけだと思うとワクワクします。

 また個人的にはヒグラシが夕方に鳴き始めると「今日も仕事終わり!早く帰ろう!」という気分になります。夕焼け小焼けの歌で「カラスといっしょに帰りましょう」とあるように時間によって鳴く生きものや行動を変える生きものもいます。街中では中々感じることが少ない生きものの移り変わりを今年の夏には帰省やキャンプをした際に感じてもらえればと思います。

もちろんセンターはキノコ写真展とカタツムリ展も行っていますのでセンターに来ていただければ嬉しいです。クワガタやカブトムシも見つけられるかもしれませんよ。皆様のご来場お待ちしております。

プロフィール

岡山県自然保護センター学芸員。植物推し。イベント、ガイド、フィールド整備、広報などを行う。現在築158年の古民家に暮らし、里山ライフを満喫中。犬2匹飼っています。